変分法
積分汎関数の極値とEuler方程式
変数 と 関数 とその導関数 によって決まる、
まず で が連続、 で となるような
変分 を使うと の値変化は、
の係数を見ると の任意性によって、
これをEuler方程式という。
平面上の最短曲線
平面上の2点を結ぶ最短曲線を求める。曲線を とすると
2点 間の曲線の長さは
でEuler方程式は
,
よって平面上の最短曲線は直線。
曲面上の最短曲線
線素 が (*Einstein記法)で与えられている
曲面上の2点 を結ぶ最短曲線の方程式を求める。
(*ここで は の全ての組み合わせの総和をとる。)
間の曲線の長さは に関する微分を・で表すと、
、Euler方程式は(kのみを固定することに注意して、)
第2項のiの任意性とChristoffel記号の定義 より、
各々のkに関して上式に、 によって定義される
をかけて足した和は、
これを測地線の方程式という。
参考文献
数学演習(著. 後藤憲一、山本邦夫、神吉健 )